女神

小学生の頃、片道4kmの通学路を通って学校へ通っていた。大人の足なら50分程度だと思うが、当時は朝の06:30に家を出て、08:00に到着していた記憶がある。長い1時間半の道のりだ。「北アルプスがきれい」という、観光客しか魅力に感じない、何もない農道を、雨の日も雪の日も、ひたすら歩く修行だった。

そんな修行にも、楽しみがあった。

「道に落ちているエロ本」だ。

どうしてなのか分からないが、半年に一度程度のペースで新作が供給される不思議な通学路だった。

私の家は村の外れにあり、そのエロ本チャージスポットは、使う児童が10人にも満たない、神社の側道に落ちていた。

おそらく、その辺りに住んでいる青年が、未来ある地域の男児のために捨てていたのだと思うが、当時の自分は、神社の神様がくださったのだと思っていた。

その神社は、古事記や日本書紀に書かれている、天照大神が天の岩戸に隠れたとき岩戸の前で舞を舞った女神が祀られています。長野県にお越しの際は、是非足を運んでみてください。